以下の内容は1文字も加除・訂正はしていません
JARLの改革とは 第9号議題(3)支部組織の全面的見直しについて
(第58回理事会会議録の一部)
(詳細はJARLのホームページを見てください)
 
第9号議題 事業収支改善案について
 JA1ELY 草野利一草野理事から提案された議案について検討した。
(3)支部組織の全面的見直しについて
 連盟の財政が逼迫しているが、支部組織は現在でも会員相互の情報交換と本部との情報伝達に有益な組織である。しかし、インターネットに代表される多種多様な情報手段が存在する現在、支部組織の存在意義は殆ど失われており支部組織を全面的に見直すべきであるとの提案があった。
 この件については、全国的に画一視することはできない。大都市圏など活動が低調の場合もあるが、支部は地方本部と連盟の運営になくてはならない組織であり、支部の組織構成を見直すことは連盟の組織崩壊にも等しい等の意見が多々あった。
 この結果、定款改正等の兼ね合いもあり、将来必要となってくるかもしれないが、現時点の短期で対応するにはあまりにも影響が大きい問題であるので、意見の交換とした。

以上は理事会報告の一部です。それに対し、以下はメーリングリストで送られてきた、数県の支部長の意見です。

JARL大阪府支部 TORU TANAKA(JR3QHQ)もうすでに、みなさんはご存知と思いますが、第518回の理事会で
草野理事と前田理事が、議題のなかで経費削減のため、機能していない全国の支部を廃止する議題が出されました。
 今後この議題は、そのほかの議題と一緒に「定款・規則等改正審議委員会」で審議される事になります。審議の結果は、明白でもの別れに終る可能性が高いです。
 そうなると、今度の臨時総会でも名古屋総会と同じ事が起り草野理事がまた委任状をかき集め、定款を否決し、新一般社団法人移行が大幅に遅れる事になります。結果、これを毎年繰り返すと、JARLは、新一般社団法人に移行できなくなり、解散となります。
 草野理事は、これを武器にJARL改革と称して要望を支部廃止も含めて理事会で可決させようとしています。
 もし、理事会がこれらの要望をのんで可決させても、支部が廃止されるのですから
JARLの将来はありません。また、草野理事も支部廃止を唱えるだけで、その後ビジョンは、ありません。(私が、彼にメールして本人に確認しました。ビジョンは持っておられません)また、彼の要望は、新一般社団法人になってからでも十分改正できるものです。
 支部長のみなさんは、個々にいろいろご意見があると思います。できれば、ご意見を頂きたいと思います。

長野県の高橋です。
大阪、田中支部長のご意見を受けて
 先週 長野県支部大会を原会長、長谷川関西地方本部長・審議委員長、伊部信越地方本部長・審議委員をお迎えして諏訪市にて行いました。特に臨時総会に向けて長谷川委員長に於かれては祝辞並びに講演にて現状の説明・移行の解説(利害点)・その障害事項と対策を関西風にわかりやすく予定時間大幅超過の熱弁、つまり”檄”を飛ばしていただきました。
 参加者の中にも原会長の永年在任(失礼!)終身会員(敢えて使用)待遇の変更に関しての批判・反対票としての現草野・前田新任理事(いや前田・草野理事とした方が適切なのか?)への議決権委任をした結果、旧6号議案否決といった事態を招いてしまった と漏らす在県会員が多かった事も承知していただいた上で、次回の臨時総会に於いては一般社団法人移行に必要な定款変更を達成すべく、関係者一同は務めねばなりません。
 第一回目審議会の速報は既にHP上に掲載されていますがこれは各条文の検討結果のようですが懸案の部分については全て”別途”になっております。また、途中の審議・発言等に関しての経過が全く欠落しております。そしてpdf1枚という形で結果のみの報告です。これでは、ほぼ情報を持たない普通の会員は 随時出てくる正確では無いかも知れない草野・前田委員の個人的発信情報を鵜呑みにして、再び集票の源にならないとも限りません。
 田中支部長始め、恐らく関西地方本部所属支部長の御懸念は私も同様に抱いておりますが情報の公開という点では彼らの後手を踏んでいると思われますが如何でしょうか?
 結果のみ発表すれば済むといった考えの次元や時代は全て過去のもので各委員・理事の発言についても我々支部長・会員は注視していく必要が有ると思います。
 従って”要求”というと強い表現にはなりますが専務理事並びに審議委員長に於かれては、審議委員会並びに理事会での透明性を努力していると言う点を強調するため 特にこの2会に関して発言録の公開をお願いします。(”何らかの形”で見ておられますよね?)
 既存理事はそれほど目を見張る意見・発言はしていないでしょうが鳴り物入りの新任理事が、全ての事項に言える事ですが 例えば「支部廃止」「地方本部統合」にどの程度の認識度で、如何なる発言をどの目線で普段から連盟の最高機関に於いて認識発言しているのかを結果的に公表することによって我々の集票というか彼らの減票にも効果が出てくると考えますが如何でしょうか?
 無茶を言っておるわけではありません。こういった途中経過を漏れなく公開することで会議・会員は活性化し更には連盟の真の改善に寄与し組織率が高まって行くと考えますが如何でしょうか? それとも伏せたいですか?
 他県の支部長殿も考えが何かしらお持ちだと思います。折角のMLなので忌憚なく流されては如何でしょうか?
長野県支部 JF0JYR 高橋哲也

こんばんは 富山県支部の高村です。
 私からは現在の思いということで
 支部廃止の真意については当事者から聞かされていないのでなんとも言えませんが、昔、前の本部長が当選して最初の役員会等で支部の統合について議論したことがありました。その時の私の意見としては、仮に統合しても富山県で年に1回集いを開催してほしい。 というものでした。北陸はハムフェア、関ハムのような大会を行うのは無理ですが、アマチュア無線の仲間が年に1回集まる機会は必要である。しかも会員の高年齢化を考慮すると他県へ出向いての参加は負担が大きいと考えたからです。
 支部廃止には反対ですが、たとえ統合(廃止)したとしても支部と同様のことを行うのは可能と思います。登録クラブ等の組織の衰退が続いていると感じており、お金が無いから何もできないでは、それこそJARLの崩壊に繋がる危険な方向性と考えています。経費節減ということであれば、代わりに裁量経費を立ち上げ特定の目的を有する事業(青少年育成、電波監視システムなど)に対して予算を配分するようなシステムを作るというのもひとつの考えと思います。ですが、まずは田中さんが言われるようにJARLが一般法人化してからの議論で良いわけで今年の総会のようなことは避けなければいけないと思います。とりとめの無い文章ですいません。
高村浩之

こんにちは、秋田県支部の石川です。
 支部廃止の件について、議事録によると「インターネットに代表される多種多様な情報手段が存在する現在、支部組織の存在意義は殆ど失われており・・・」と述べていますが、支部は情報連絡手段なのでしょうか。
 私はそのように思いません支部は地域に在住するアマチュア無線家の連帯を深める場でだと考えます。アマチュア無線という趣味を持つ者の集まりだと思います。年に一度でも顔を合わせ語り合うことが大切なのだと思います。情報伝達手段は支部活動を円滑にする手段であって、支部が上意下達の手段では無いと考えます。
 法人改革について、法人改革は国の方針で行われるものです、JARLを解散しない限り避けて通ることはできません。一般社団法人への移行を円滑に進めるべきと考えます。
 「法人改革」と「JARL改革(本来はJARL改善と言うべき)」を一緒くたにして議論して、いたずらに混乱を招いているように思います。
  JARL改善は時代に適合するように常に進め行かなければいけないものだ
と考えます。一般法人に移行してから広い視野で十分に検討し進めるべきと思います。
 臨時総会が名古屋総会の二の舞になることは避けたいものです。
秋田県 石川 和男

奈良県支部長の吉川です。
 支部廃止はJARL組織の解体につながる重要な問題であると危惧します。経費節減を理由に支部を廃止するという考え方は暴論であって支部の現実を知らない理事の考え方です。
 いったい何を考えているのか理解できません。支部等を廃止し中央集権の組織にするというのは、JARLを単なるQSL転送会社と考えているのでしょうか?ですから、彼らには、総会でも発言されたJARL会費の内QSL転送費がいくらか というような発想が生まれてくるのです。
 支部は少ない予算をやり繰りをして、支部役員や登録クラブの甚大なるボランティア活動によって支えられているのです。そして、地域の個人->登録クラブ->支部と、趣味を同じくするコミュニケーションの広がりがあり、その結果JARLで存在しているのです。本末転倒だと思います。
 奈良県支部では以前から、地域社会への貢献や青少年育成活動にも重点を置いて取り組み、アマチュア無線が地域社会に認知される努力も重ねてきました。
支部組織なしに中央だけで、アマチュア無線離れの進む現実の社会から忘れ去られる
趣味にならないような施策を実行出来るのでしょうか。
 現実も見ず支部の存在をそのよう考えている現職理事がおられることに、支部運営を切り盛りしている支部長として情けない思いがします。
 支部長のみなさん「定款等改正意見」を、定款・規則等改正審議委員会の指定アドレス teikan-iken@jarl.or.jp にお送りましょう。

大阪府支部の田中です。
 みなさん、多くの意見ありがとうございます。(本当はもっと欲しいですが・・・)
 これら支部長の意見が、支部を運営する現場の意見だと思います。個人的に意見を出していただいた支部長もおられます。
 私は、個人のブログでこれらの問題について意見を述べていますが、もっと会員に理解してもらうため、情報を正確に伝えるためには、各支部長などが、個人のブログなどを通じてPRしていく必要があると思います。
 多くの会員が、JARLに興味を示し、現状を知って次回の臨時総会に挑んで頂きたいのです。名古屋と同じではダメです。
 現在は、定款・規則等改正審議委員会で新理事を含めて議論されています。次回は25日の予定です。この委員会で話がまとまり新理事を含めて全員一致で新定款・規則が作られるのが望ましいのですが、もし、そうでなければ名古屋と同じように議場を閉鎖し採決となります。そのとき、何方か意見されていましたように委任状がもの言います。そのときのために今からPRが必要です。
 このMLは、日野丘専務も見ておられます。専務、ぜひ、現場の意見として、取り上げてください。
 関ハムが、終わりました。私は、「JARLそこまで言うて委員会」で新理事を交えて議論したいと思っていましたが、お二人とも欠席でした。残念でした。
 また、関ハムには、6エリアすべての支部長が来ておられました。
ゆっくりお話が出来なかったのが、残念でしたが・・・ありがとうございます。
 関ハムの報告は、
http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/News2010/News%20Frameset.htm に
載っています。
 また、私のブログは、http://blog.goo.ne.jp/jr3qhq/ です。たぶんご存知でしょうが・・・
みんなでやろうJARL改革は、http://newjarl.exblog.jp/ ここです。
 支部長が、一丸となってまずJARL新法人移行を実現し、その後JARL改革をするのが一番望ましい道です。
 ほんとうにみなさんご意見ありがとうございます。これからも、意見はこのMLで出してください。私も何か新しい情報が、あればここに書きます。

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